銀歯の下には・・・10

【東京メトロ東西線妙典駅 徒歩5分の歯医者】
市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。

銀歯に関してはシリーズものとして書いています。↓のリンクからこれまでの記事をたどれますので、ご興味がございましたらご参照ください(‘ω’)

銀歯の下には・・・9 – 妙典の歯科 歯医者(市川市)めぐりデンタルクリニック (meguridental.com)

銀歯の治療は安全で長持ちするのか? – 妙典の歯科 歯医者(市川市)めぐりデンタルクリニック (meguridental.com)

銀歯は昭和、平成と長く行われている治療ですが、果たしてどういうことにつながるのか?をぜひ見ていただきたいです。

↓処置前銀歯になります

外すと、このような感じ白くて分厚い層は接着剤の層です

接着剤を取り払うと、本当の姿がわかります。正直、汚染されていない歯に出会う方がまれです。今回も横からばっちり汚染されています。うれしくないですね(´・ω・`)

別角度から見ると↓こんな感じ

みなさんにぜひ考えていただきたいのは、2つ

1.今後は、残った歯の部分で反対側の歯と全力でぶつかってかむ、ということを繰り返すわけですが、残りの部分で耐えられると思いますか?耐えるためには、どんな風に治すのがベストな形だと思いますか?

2.歯の中には神経があるわけですが、同じような治療を繰り返して、この歯の中にある神経は守られると思いますか?

何も考えず、最小限の費用で治すことを考えると、この空間を強引に白いもので埋め尽くすか、また同じような銀のつめものを入れる、という形になるでしょう。その繰り返し、いつまで耐えられるのでしょうね?残った歯の部分が少なくなればなるほど、次の手を打つのに不利になります。

いままでと同じ治療を望んだのに「できません」と言われたことはありませんか?それは↑のようなことの繰り返しで限度を超えた時に言われることです。

それでもなお、「とりあえず」という言葉で同じ治療を望む方がいますが、処置するが側にも責任があるので、ある程度の期間、維持できないような治療を請け負う事はできません。問題の先送りがこれ以上できないからこその発言である、とご理解いただければと思います。

ご自身のしたい、を形にするのではなく、ある程度形のある中で、それのどれをご自身に適応できるのかを探して当てはめるのが医療ある、そういうものになります。

だから、これまでなかった治療法が確立された時には大いに歓待されます。しかし、歯科においてはインプラント以降、大きな改革はありません。ですので、あるものからご自身に当てはめられる方法を比較・検討する、そして、それをやるのかどうかを決める、という事の繰り返しで治療の方向性が決まっていきます。

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めぐりデンタルクリニック