症状がないことに、安心しないでください
【東京メトロ東西線妙典駅 徒歩5分の歯医者】
市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。
歯の治療とは、歯にできた問題のものを除去することであり、その後は問題ない・・・はずのものです。ですが、思い返していただきたい。治療した後、同じ部分の治療になる。そんなこと、ありませんでしたか?なぜ症状もないのに治療をしなければならないのか?それについての記事になります。
治療した部分がその後も問題を起こさないかどうかは、治療方法と誰が処置をしたか、その後の食生活が関与している
治療後に再発する要因はいくつかあります。
①誰が治したか?
これは、まず問題がどこにあるのかを見つける力、それからどこまでを問題として取り除くかは処置を行うドクター次第という事です。とりすぎると残る歯が少なくなるし、残しすぎると汚染されていて取り除かなければならない部位が残っている、ということはたびたびあることです。
当院は削らない、という基本姿勢には否定的です。まず、大前提として「必要がなければ削りたくありません」。こちら側が「削る」という時には汚染されている部分があり、そこから広がると厄介になる、あるいはすでに厄介になっている、というケースです。
ですので、削る、削らない、ではなく「削らざるをえない」状態である、という状態に対して提案をしています。「削らざるをえない」状態にも関わらず、拒否をすることは可能です。しかし、見越して処置を行う時と違い、強い痛みが出たり、歯の構造が大きく破壊され、その後、周囲の歯の状況も見直しながら処置を行う必要があるケースが少なくありません。つまり、大掛かりになる、費用が多くかかるということです。そうなってしまっても、患者さん側が責任を負うならば処置を行わず、置きます。
②なに(材料)で治したか?
まるでアクセサリー感覚で、AとBがあって、Aは見た目がいいけど値段が高いからB、という選択肢をとる人が良くいらっしゃいます。 値段は要因の一つではあるものの、結局再発したら時間とお金の無駄になりませんか?もう少し言えば、再発したら、残る歯の部分が少なくなり、残せなくなる可能性があがりますよ、ということです。この記事においては材料の話はしません。他のブログに記載しておりますので、ご興味のある方はご検索ください。
③その後の食生活
そこを変えて何が変わるの?というご意見がありそうですが、そもそも生えてきた時からむし歯、という歯はあるでしょうか?(六歳臼歯に関しては、生えてる途中から虫歯ができる方が一定数おりますが、歯が作られる段階でむし歯が発生しているものはありません)6~12歳までに永久歯が生えてきて、20代の方なら10年くらい、30代の方なら20年くらい歯を使っているわけです。もともとむし歯などない場所にたかだか10年程度で黒いエリアが広がる。これの原因は何か?ということです。
基本的に、食事をするだけで歯は溶けます。3食食べたらそのたびに溶けています。では、なぜ簡単に虫歯にならないのか?と言えば、再石灰化が起こるからです。ステファンカーブ、というものがあります。pH(酸性、塩基性、中性を数値化したもの)と歯の溶ける関係のグラフです。


これにより、歯が溶けても、その分修復する作用が働き、むし歯にならずに済んでいるのです。しかし・・・食べる頻度が高かったり、長時間食事をしたりしていると、口の中が再石灰化に向かわなくなります。結果として、むし歯が再発してくるのです。
白のつめもののなかの一例
実際の処置例をお見せしていきます。。





処置する前から、怪しい状態なのはなんとなくわかると思います。では、この方は症状はあったのか?
→Noです。ありませんでした。つめものの周りに隙間があったのか?それもNoです。
削った写真を見ていただくと、中で汚染されている部分がわかると思います。一番最後の写真の中央にあるのは、むし歯の部分ではなく、神経の入り口です。神経は基本的に歯の奥の方に隠れています。むし歯を取り除くとそれが見える・・・それは正常なことなのでしょうか?
長く歯をもたせたい、とお考えなら、長く持たせるためにはどうすればいいか?を考えなければなりません。問題が起こった時に「長く持たせたい」と願うだけでは意味がなく、もっと手前の、問題が起こる前から戦略的に考える必要があります。
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めぐりデンタルクリニック
