【東京メトロ東西線妙典駅 徒歩5分の歯医者】
市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。
前回記事はこちら↓
白いつめものの下3 – めぐりデンタルクリニック|市川の歯科 歯医者|インプラント治療 | めぐりデンタルクリニック|市川の歯科 歯医者|インプラント治療 (meguridental.com)
(´・ω・) <「削ったところ、何でつめますか?」
「白いのがいいです」「銀歯はいやです」「白いのがいいけど、保険のきくやつで」・・・まあよく聞く言葉ですね(´・_・`)
長持ちすればいいんです。入れたものがあまり変形しなければいいんです。ですが、現実こうなるものもある、ということで1ケースご紹介
↑治療前です、わかる人には、治療前に「結構広がっているかも」と予感させる状態です
↑少し削りました。なんだか黒いものが顔を出してきてますね。
↑はい、ここでぜひとも上の方にある1枚目の写真に戻っていただきたい。
ここまでのものがある、と想像できましたか?そして、↓の写真をみて想像していただきたい。「この歯が今後長持ちするためには、どんな治療をすればいいと思いますか?」
鏡写しの写真と、そうでないものがあるので、左右入れ替わったような写真になっているのは申し訳ございません。
今回、お伝えしたいのは、①素人目に見てあんまり悪そうに見えない、という歯を治療されるのはなぜか?、②悪くなさそうな歯なのに、治療してるときに「大きいので被せます」やら「神経とりますね」やらの話が出るのはなぜか?、③今まで痛みがなく、悪くなさそうな歯なのに、治療後に痛みが出て続くのはなぜか?、という疑問は↑こんなことが起こっていることがあるから、ということです。
白くてきれい、白いからわるくなさそう・・・すみません、これらは幻想です(;´・ω・)実際には中で悪くなっていることはいくらでもあります。そして、こういった治療は「内側性修復」といいます(参照:どこにあるのかわかりますか?2 – めぐりデンタルクリニック|市川の歯科 歯医者|インプラント治療 | めぐりデンタルクリニック|市川の歯科 歯医者|インプラント治療 (meguridental.com))
以前にも書きましたが、内側性修復のデメリットは、次に中で虫歯が起こったらまず神経を抜く羽目になる可能性が高いこと。また、このくらいの深さのものに、広範囲に長い期間の虫歯が再発すると、歯を抜くという終わりが待ち受けている、ということです。
これを治療するのに、同じ様な保険の白い樹脂のものはお勧めしません。壊れますし、再発したらアウトです。強度的には保険ならば銀歯、自由診療ならばジルコニアがベストとなるでしょう。横から大きな虫歯ができていたことを考えると、菌がつきやすく、虫歯が発生しやすい銀歯は個人的にはすすめたくないケースです。細かいことを言えば、この方は治療前の歯の表面がのぺっとしている(凹凸が浅い)、歯の山の頂点が陥没しているので、かみ合わせの事を考えるとジルコニア、しかもクラウンタイプの方がいいんじゃないのかと思います。
(さらに細かいことを言えば、そもそもこの方のかみ合わせが奥歯に集中するタイプなのか、全体に力が散っているのかというところでも対応が変わります。この1本の歯の治療だけで考えるのか、全体を含めて治療計画を考えるべきなのか。これに関しては長くなるので割愛します)
さらに考えなければならないのは、なぜこの歯が悪くなったのか?です。それが解決しなければ、基本的に時間がたてば同じことが起こります。
症状も何もない、白く見える歯の治療がなぜたまに大きい問題になるかは上に書いたようなことが理由になります。たかが1本の虫歯、と考えずに良い状態になるにはどうすればいいのか?ということを歯科医師とよく話し合って治療することをお勧めいたします。
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