【東京メトロ東西線妙典駅 徒歩５分の歯医者】
市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。
前回記事はこちら↓
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久しぶりに治療の記事を書こうと思います。
「治療した後、何ともないと思った歯が突然の虫歯の宣告。なんで！？」という場面があると思いますが、↓こういうことです。
ちなみに、症状がでることは少ないです。しかし、それに反してやっかいなケースは多いわけで・・・ (; ´･ω･)
治療前です、何となく縁が黒くなっているなぁ、という程度の印象だと思います。では、これを外したらどうなるのでしょうか？
外した状態です。これが問題なのと言えるでしょうか？これだけだと判断が難しいと思うので、次の写真も一緒にみてください。
↑こちらが虫歯をとりきった写真になります。つまり、ひとつ前の写真よりも深くけずってあります。ですが、こちらの写真の方が明るく見えるのにお気づきでしょうか？ひとつ前の写真は深いから暗いわけではないんです。汚染されている部分が暗く見えているんです。
ちなみに削った後の写真の暗い部分は神経のある空間なので、ここがもろくて、すぐに出血するケースは神経をとる治療になります。この時は硬い物体に守られていたので、幸い神経を残すことができました。
神経を保護する材料で覆った後です。
とはいえ、神経のすぐそばを削っているので、何もしなくてもズキズキと痛む場合や、３日過ぎても水がしみ、その症状が変わらないorひどくなる場合には神経をとる処置に移行します。
↑まさに、ここがやっかいなポイントです。処置前は症状がないことが多く、処置後に強い症状が出ることがあるのです。
これが「歯医者に行く前は何ともなかったのに、虫歯って言われて削ったら、とんでもなく痛くなった」という話に繋がります。この症状が出るかどうかは、誰にも分りません。体感10~20％の方が症状が出て、その半分が神経をとる、という感覚です。（個人の感想です）
別の記事でも書きましたが、こういう削ったところをつめる治療は「内側性修復」と呼ばれます。内側性修復は、結局のところつめたものが接着剤で壁にくっついている状態です。
想像してみてください。
ドアノブを両手で掴んで、鉄棒のようにぶら下がったらどうなるでしょうか？しかも、それを毎日続けるのです。ドアノブが壊れるか、ドアノブを支えるものとドアとの間に隙間が生まれないでしょうか？
これが内側性修復の限界です。人は毎日ものをかみます。噛む力が、つめものにかかり続ければ、外れるか隙間が空いた状態になります。ですので、ある程度大きくなってしまったら、冠をかぶせるという治療が必要になるのです。
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