当院が銀歯を推奨しないワケ2

市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。

本日も昨日に続いて、銀歯の下がどうなっているのかをお送りします。我々が銀歯というと実は全体を被せるものをいうのですが、世間では混同なさる方が多いので、ここでは銀の詰め物を含めて銀歯と表現しております。

↑これもパッと見、何もなさそうに見えます。

↑外すとこんな感じです。外す前にこの状態は想像できますか?これがひどい状態とは言えないですが、何もないとも言えません。時間がたって、このまま何事もなくという保証はできない状態です。

↑加えて、銀歯に気をとられたためか、歯と歯の間の虫歯が見過ごされる場面をよく見ます。この患者様も他院では問題ないと言われていました。

とりきった状態。意外と大きいですね。

詰め終わって、この状態になりました。

白くなって、これで安心と思う方がおりますが、これで終わりではありません。保険の白い樹脂は次第にすり減るので、いつか必ずやり替えが必要になります。また、接着剤でくっついているため、そこが劣化して横から悪くなることもあります。すぐには治療の必要はないでしょうが、ゆくゆくは再治療となります。

虫歯が発生すると、その流れになってしまう事がほとんどです。ですので、いかに虫歯を作らないか、ということがテーマになります。