2023.05.21
神経に近い虫歯の治療
【東京メトロ東西線妙典駅 徒歩5分の歯医者】
市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。
今回、久々に治療シリーズを書きます。(/・ω・)/イエー
むしばむしばというけれど、大きな虫歯の中ってどうなってるの?
そんな声にお答えして、今回は虫歯をとっていく様をのせます
虫歯です。虫歯ですね。大きくて、人の顔のようにも見えます。左と右の黄色っぽいところが目で、中央の赤めの部分が鼻で、舌の黒いのが口で・・・
感性はひとそれぞれなので、次の写真に行きます
少し取りました。まだ黒い部分がありますね。このように、同じ黒でも大きさ、深さは全然違います。真っ黒な部分は深いことが多いですが、思いもよらぬ部分が深いことも多々あります。
黒いのが消えてきましたね。あと黒い部分がすべてとれれば終わり・・・と思っていませんか?
むしろここからが勝負です。黒は過去に進行した虫歯。では今現在進んでいる虫歯は?→白です。硬さでわかることもありますが、全然わからないこともあります。
では、どうやって見分けるのか?
青い部分が見えると思います。これは「う蝕検知液」というものを使って、悪い部分を染め出したものです。
青く染まった部分は基本的にとりのぞかなければなりません。ただ、2つ注意があって・・・
1.黒い部分の取り除いておかないと、隠れた白い部分が染まらない
2.神経の近くには無条件に染まるエリアがある
これを理解しないと、残せる神経を取り除くことにつながってしまいます。逆に、隠れた虫歯を見逃し、後々に神経をとるはめになります。
このケースでは、神経のかなり近くまで虫歯がありました。赤い点が見えている奥が神経のエリアです
悪い部分を取り除き、神経を保護する材料で覆います。
今回のような状態だと、90%の人はセーフ、10%の人はアウト、という体感です。(根拠はありません)
厄介なのは、1か月後に徐々に神経がダメになるケースがあるので、見極めも難しい(´・ω・`)
今回は、処置の段階でわかりやすい虫歯がありましたが、現実、銀歯やつめものの下でこうなるケースを見かけます。そして、神経をとらざる得ないこともあります。
そうなる前に、早めに治療することをお勧めいたします。
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めぐりデンタルクリニック