神経に近い虫歯の治療2

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市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。

前回に引き続き、神経に近い虫歯の治療を書きます

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まずは下の写真を見ていただきたいです。ここに虫歯があるとは、なんとなくわかるかなとは思います。

問題は・・・どのくらい中で広がっているでしょうか?ということ。我々は、事前にそれを確認するため、そこ歯のレントゲンを撮ることが多いです。(思わぬ方向に隠れた虫歯があることもあるからです)ですが、それをかいくぐる大きさのものも中にはあるわけで(。-`ω-)

削ると中はこんな感じ。ちなみに、この程度の予想はついております。

問題はここから、何が問題化というと・・・(´・ω・`)

さらに下の方に黒い部分が広がっており、まだまだ残っているのが確認できると思います。

削っている部分を見ると、2段になっているのがわかるでしょうか?2段ということは、段差がはっきりとするくらい、黒い部分は深い位置にある、ということになります。これを取り除いていくとどうなるか?(*血が苦手な人は、次の写真を見ないか、細目で見てください)

歯の神経の部分とつながり、出血してきました。ちなみに、神経と言ってますが、名称は「歯髄」。歯髄は体の中では別々に走っている神経、血管、リンパが一体となっています。

出血は血管によるものです。

歯髄が出たら必ず出血するの?→No です。健康な神経の場合は見えてきても出血しません。この方はこのくらい出血がある、ということなので、事前に菌から攻撃を受けており、強い炎症が歯髄の部分で起こっていた、ということになります。

どうでしょう?見た目は派手に大きく壊れていなくとも、中で神経に及ぶくらい広がるケースがある、という一例です。

痛みがないから、ひどく見えないから、というのは感覚でしかなく、実際にはひどくなっていることもある、ということをご理解いただけたらと思います。

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