歯科治療の意義って?

【東京メトロ東西線妙典駅 徒歩5分の歯医者】
市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。

今日は「歯科治療」の意義について考えてみようと思います。

完全私見なので、あしからず(・ω・)ノ

今回は主に健常者についての話になるでしょうか。

まず、歯科という分野がなくなったら困るのか?→これは困ると思います。我々の仕事は口の機能の維持が最も重点が置かれておりますが、中には悪性腫瘍というケースもありうるわけで・・・。特に口腔外科はその部分に深くかかわるので、この分野がなくなることはないでしょう。

口の中から歯がなくなったらどうなるのか?生きていけないのか?→生きてはいけます。現実、歯が全くなくて入れ歯も入れずに生きている方はいらっしゃいます。「歯がなくてもなんでも食べられるよ」という方もいるそうです。

上の二つをまとめると、歯科という分野は必要である。しかし、重大な問題の分野でない限り生きる上で問題はない、と読み取れると思います。

じゃあ、歯医者ってそんなにいらないんじゃないの?という声が上がると思います。これに対しては「そんなことはない」と反論させていただきます。

歯が全くなくても生きている方ですが、果たして歯がすべてそろっている人と同じペースで、同じ硬さのものを難なく食べられるのだろうか?という疑問がまずわきます。トウモロコシ、上手に食べることができるのでしょうか?その人のペースで食べられたとしても、他の人と時間を合わせなければならないケースでは?

食事を食べられることと、どんな場合でも食事が問題なくできることは同じではないはずです。特に、忙しく仕事をしている方々にとっては、自分のペースで食事をできないこともあります。歯がなく、相手に合わせなければならない場面ならば、おそらく「食べない」という選択をなさる方もいらっしゃると思うのです。

このように、日常口の中について考えなければならない瞬間があり、そのせいで自分の行動が変えられているのならば、これは日常に支障があるということになります。日常に支障が出ている方は処置しなくていいのでしょうか?(ちなみに、このあたりの話は厚生労働省のページに論文があります。その論文内では、口の中に20本あるグループ、ないグループにわけて見解が出されており、総摂取カロリーには差はないが、摂取物に違いがあること。歯がないグループは柔らかく、お菓子などの手軽に糖質が取れる食事が多く、食物繊維の摂取が少ないこと。肥満率や呼吸器・心血管系での死亡率が高いことなどが示されています。)

健康は、問題ない状態にある時は気になりませんが、ひとたび健康が失われると、その原因となったことにとらわれて日常が思うようにいかなくなります。そして、失われた健康を取り戻すには時間・費用がかかることも多く、最悪、同じ状態に戻れないこともあります。問題が起こって、応急的な対応だけをしているときにおこりやすいですが、身体の余裕をいつの間にか使い切ってしまうともう戻れないステージへ進むことがあります。

また、かみ合わせは微妙なバランスの上に成り立っています。そのバランスが崩れると、自分の力ではどうしようもありません。口の中の力がどう働いていて、どう直していくのかという設計を考えなければ長期で立て直すことが難しいケースもあります。

上記のような状態になる前に有効なのが予防ですが、予防したい・早めに手を打ちたいと思ったとしても自己判断は難しい(口の中すべてのセルフチェックは不可能)ですし、予防となるとモチベーションの継続は一人では至難の業です。生き死にだけではなく、生活の質を維持するために歯科という分野があり、そのために我々歯医者が必要な存在であると私は考えております。

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