【東京メトロ東西線妙典駅 徒歩5分の歯医者】
市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。
時々載せる銀歯シリーズ。一つだけお断りをしておくと、すべての銀歯で問題が起こるというわけではない、ということです。しかし、我々は高確率で銀歯の下に虫歯を見かけるわけで・・・
ちなみに、銀歯というと、歯科医師側にとってはメタルクラウンを指します。いわゆる被せ物=フルクラウン、です。気になる人は検索(`・ω・´)
ここでいう銀歯は、一般の人に合わせてメタルインレーを含んでおります。いくら「銀歯=クラウン!!」と叫んだところで、一人では世の中に太刀打ちできないことを知ったのでした(´・ω・`)ショボーン
これまでの記事は以下にリンクを載せますので、気になる方は読んでください。何らかの情報は盛り込まれております。(リンク先に、さらに過去へのリンクも貼られております)
銀歯の下には・・・ – めぐりデンタルクリニック|市川の歯科 歯医者|インプラント治療 | めぐりデンタルクリニック|市川の歯科 歯医者|インプラント治療 (meguridental.com)
さて、本題(TVリポーター風にお届けします)
(´・ω・)「はい、こちら銀歯前です。いつものように銀歯が映っております。どうでしょう。つぎはぎ治療はありますが、悪いところはあまりないように思われます。ここに問題はあるのでしょうか?」
(´・ω・)「銀歯が外れたようです。あっ!黒い部分が見えてきました。今我々の前に黒い部分が顔を出しております。」
(´・ω・)「先ほどの白い部分は接着剤だったようです。接着剤をとると真っ黒です」
(´・ω・)「白い材料の部分も外れました。こちらもどうやら虫歯にやられている模様です。かなり虫歯は深そうに見えますが、神経は大丈夫なのでしょうか?」
(´・ω・)「どうやら虫歯をとり終わったようです。神経は出てこなかったようですが、これは歯として今後10年20年ともつのでしょうか?外側に残った歯の部分も薄いように見えます。正面に見える黒点2つの下には神経がある模様です。ここに同じような治療をして、今後大丈夫なのでしょうか?よくよく見ると、歯と歯ぐきの境目が同じような高さに見えます。これは今後削ったりしたときに歯ぐきを傷づける可能性があるわけで、出血がはいってきたりしないのでしょうか?」
(´・ω・)「対応する歯科医師はどう考えているのでしょうか?こちらの質問書に対して、現時点では回答はありません。情報が入り次第、お伝えいたします。以上、現場からお届けしました。」
リポーター風のところは置いておいて、上の5枚の写真をぜひ見比べてください。
一応、処置した根拠は、実は銀歯の方ではありませんでした。白い詰め物の一部に穴があり、銀歯とつながっているのでまとめて外します→虫歯発見、という流れです。でも、深さで言うと、白いつめもの下より銀歯の中の方が深いですよね?(銀歯の方が進みやすいという意味ではありません、悪しからず。)
銀歯の方はあやしい!とは思っていますが、この歯だけのレントゲンを撮影して初めて虫歯ありとわかった状況です。それくらい、銀歯周囲での虫歯の進行は見つけづらいのです。その逆ももちろんあって、あやしい!と思って銀歯外して何もない、ということも経験しております。これは私だけではなく、他の先生もそうだと思います。だから、銀歯の治療は難しいのです。処置後、何年か経ってあやしかったとしても、削って何もなかった場合、歯医者側はただ単に歯を破壊した人になってしまうのです。
こういう事実まで含めて、私としては銀歯を第一選択にはしたくないと考えます。治療した瞬間だけではなく、終わって何年か経ち、中が本当に大丈夫か?を確かめられる処置だからこそ、いきなり巨大な虫歯ができたり、神経をとらなければいけなかったり、歯を抜くことになる、といった事態を防ぐことができるのではないか?私はそう考えます。
「壊れない」という点において銀歯は優秀です。しかし、壊れないのは「銀歯」であり、守るべき歯が先に壊れていたらどうしようもありません。この点を踏まえて、皆様にはよく考えていただきたいと思う今日この頃です。
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