市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。
みなさまには「この人には一生敵わない」という方がいるでしょうか?
それは勝ち負けという意味だけではなく、人格として及ばない=尊敬の念を抱くという意味も含んでのことです。
先日、同窓の大先輩である武内先生とお会いしました。
先生は矯正の専門医中の専門医で、その活躍は日本に留まらず、海外からも教えを乞いに訪れる方がいるほどの方です。
以前は、行徳のたけうち矯正歯科クリニックの院長としてご活躍なさっておりましたが、後進の先生にクリニックを譲っておられます。
現在は、主宰なさっているセミナーを通して一般歯科の先生のみならず、矯正の専門の先生をもご指導なさっております。
それだけの高名な先生である武内先生ですが、私としては特筆すべきはその人間性だと思います。
セミナーを2年間受講させていただき、近隣で開業となったご縁で度々お世話になっております。
私と先生とは、父親と子どもほど年が離れておりますが、そのような若輩の言葉にも耳を傾けてくださいます。それでいて、随所の正確な判断力があり、相手の失敗を許容できるゆとりも持ち合わせていらっしゃいます。
ある時、ふと自分がこのまま人生の時間を過ごしたら、武内先生に追いつけるだろうか?と考えたことがあります。
それは、技術や知識面ではなく、人間性です。
冷静に考えて、一生追いつけないだろうな、と思いました。
「話すは技術、聞くは器」
技術は努力で何とかなるが、器はそうはいかない。そういう話を聞いたことがあります。
まさに、この器が大きな方なのです。
過去にも器の大きな先生にお世話になったことがあります。
その方も素晴らしい先生でした。残念ながら、若くしてお亡くなりになりましたが・・・
様々な経験の機会を与えていただきました。
私も年を重ねてきて、そろそろ自分のためではなく、後進・周囲の人々・社会へと還元するステージに入ってきていると感じております。人間として素晴らしい姿を見せて下さる先生が今も昔もいたことに感謝しながら、私自身も次の世代へいい影響を残せるよう、器の大きな人間を目指し日々精進いたします。
先日、お会いした時に写真を撮らせていただきました。