当院の治療の方針について

市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。

開業から2週間がたちました。おかげさまで、多くの患者様にいらしていただいております。翌週はほぼ予約が取れない状態となっており、ご迷惑をおかけしております。

来院頂いた方の中にも、期待通りだった方・期待外れだった方、様々いらっしゃったと思います。すべてに応えることはできませんが、出来るだけ多くの人が「きてよかった」と感じるよう、これからも診療を続けていきます。

当院の方針を書かせていただきますと、まずは今後そのままの状態ではどのような問題が起こりうるかをお話しさせていただいております。その後、それに対するベストは方法の提案。ベストな方法でなければどのようになるのか、また、どんなデメリットがあるのかをお話しさせて頂いております。

その流れ上、どうしても自由診療の内容をお伝えすることが多くなります。歯の位置を変えることは、現実、矯正治療か抜歯後のインプラントしかありません。被せ物で方向を変えることは限界があります。また、すり減って歯の持つ機能が弱まった歯に対しては被せ物で、それが長く機能するにはどうしても自由診療の素材の話は外せません。

選ぶ・選ばないは患者様の選択です。しかし、その選択肢を提示しないというのは、医療従事者の怠慢だと思っております。「この人はお金がなさそうだからこの治療は提案しないようにしよう」というように考える医療従事者がいるのは事実。「この治療方法は高額だから、保険の範囲の話だけしよう」と考えるスタッフたちもたくさん見てきました。ですが、それらの判断は患者様自身がするもの。費用面は考えていただくものであり、相手の選択肢を先になくしてしまうというのは、繰り返しになりますが、我々側の怠慢・傲慢だと思っております。

気づかずのうちに減らされた選択肢に後から気付いても、歯科の処置は基本的に後戻りができません。ならば、後悔が起こらないよう、今後の見通しとベストな選択肢は最低限こちら側が話すべきことだと思っております。そのあたりの話をされること自体、煩わしいと感じる方がいることは承知しておりますが、どうかご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。