2021.12.20
神経をとった歯の処置
市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。
今日は神経をとった歯のその後の処置について書こうと思います。
神経をとった歯は、神経のあった道を可能な限り無菌化し、材料でふさぎます。今回写真にのせているのは、先端を材料で埋めた後の処置です。
歯の神経をとる処置をした人は、土台がどうのという話をされたことがあると思います。被せ物でもなく、根の先端を詰めるわけでもない、中間部分を埋めるもの。それがコアと呼ばれています。このコアを土台と呼んで説明しています。
↓神経をとった後の歯です。根の先端は材料で詰まっています。
↓土台の核となる心棒を合わせているところです。
心棒の周りを別の材料で満たし、余分な部分をカットしたところです。この土台はファイバーコアといいます。
↓上から見たところ
この土台が登場する前は、メタルコアという土台が主流でした。その時代は土台を入れて、数年後には歯が割れているというのが当たり前の時代でした。ちなみに、その時代からファイバーコアは存在しています。しかし、保険に認められていないという事で、メタルコアを選ぶ人がたくさんいました。
今もなお、メタルコアが入ったままの方はよく見かけます。メタルコアは入ったままだと割れるリスクがありますし、実は外す時もリスクがあります。慣れている人が外さないと、外す際に歯が割れるという事は、現場ではよく見る光景でした。
私は、そのあたりの経験も十分に積んでおります。相当難しいケース以外、対応することが可能です。ご心配な方は一度ご相談ください。