2022.06.30
どこにあるのかわかりますか?6
【東京メトロ東西線妙典駅 徒歩5分の歯医者】
市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。
以前のものは↓
どこにある?シリーズですが、今回は趣が違います。
たぶん、見えてると思います(;´・ω・)
↑おわかりになりましたでしょうか?白っぽい、まだらの歯!・・・ではなく、その歯の隣の歯のところに中心がこげ茶色、周辺がクリーム色の円状の部分があります。
ちなみに、まだらにみえるところは、歯の中の神経をとって被せる準備をしている歯になります。
削ると、このような感じです。こげ茶の下は、赤っぽくて柔らかいエリア=現在進行中の虫歯、になります。
周辺のクリーム色の部分も、絶賛脱灰中=虫歯で溶かされている最中、です。
小さくはないですね。
つめ終わって、このような感じです。
今回、ひとつ前の歯を被せる計画で削った結果、間にはっきりとした虫歯が発見されました。
これは「よくあります」(´・ω・)
我々が、虫歯がない、としてスルーしていた部分があるとします。その隣の歯の問題が大きく、全体的に削らなければならなかったとします。削ります→歯と歯の間に虫歯が見つかります
大体、ここまでがセットです
話はそれますが、この事実から言えることは・・・
「検診で虫歯を防ぐor100%虫歯を発見するのは不可能である」ということ。
↑見逃す歯医者が悪い、という声があがりそうですが、日本全国の歯医者の名誉のために申しますと、そんなことはありません。なぜなら、「怪しいと思った部分を削ってみたら、何もなかった」という方が大問題だから。すべての怪しい部分を先んじて手を付けれるのならば、もしかしたらできるかもしれません。ですが、「あなたの歯に怪しい部分があるので、削ってみましたが何もありませんでした」と言われたら納得しますか?この問題があるため、検診で防ぎきることは不可能なのです。(その中の何十%かは実際に虫歯があると思います。)
「じゃあ、検診の意味って何なの?」という声が上がると思いますが、答えの一つは「重症化を防ぐ」になるでしょう。問題が軽微で対応できるレベルならばなんとかなります。ですが、一線を越えると途端に打つ手立てがなくなります。超えてはいけないラインを超える前に早めに対処する。そのための予兆を見つける。これが検診の意義だと思います。
「ずっと虫歯がなかったのに、最近あちこちに虫歯ができた」という方、それは最近できやすくなったのではなく、人より虫歯の進行が遅かった、という事だと思います。こういうタイプの方は、ほぼ歯と歯の間で虫歯が見つかります。間の虫歯はレントゲンで発見できることもありますが、肉眼での判断の方がより発見できると私自身は感じております。ただ、確実にある、というレベルまで虫歯が進行して初めて発見されるため、昔(=若いころ)はなかったのに、という方は、おそらく虫歯の種はあって、じっくりと進行してきたのではないかと思います。
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めぐりデンタルクリニック