銀歯の下には・・・５（歯を抜くか、残すか？）

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市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。

銀歯シリーズ。前回に引き続きお断り(｀・ω・´)

・すべての銀歯で問題が起こるというわけではない

・ここでいう銀歯は、一般の人に合わせてメタルインレーを含んでおります。我々の中では「銀歯＝クラウン！！」ですが、世の中に浸透する日はまだまだ遠い(´・ω・｀)ショボーン

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銀歯の下には・・・銀歯の下には・・・４ – めぐりデンタルクリニック｜市川の歯科 歯医者｜インプラント治療 | めぐりデンタルクリニック｜市川の歯科 歯医者｜インプラント治療 (meguridental.com)

今回は外す前の写真がありません。ですので、「本当に銀歯だったの？」と言われたら、お見せできる証拠がない(;´･ω･)

ですが、結果はお見せできるので、銀歯の話はおいておいてもひどい虫歯の話としてとらえていただけたらと思います。

処置前写真、どこがどうなっているのか、よくわからない。とりあえずぐちゃぐちゃしたものがある、という印象だと思います。

ちなみにドクターはこの時点で、抜歯を考えます。どうしても抜きたくない！という場合は、あまりおすすめしないですが、神経をとって歯を残る治療ができるかを模索します。

大まかに悪い部分をとりました。「抜かなくてもよさそうじゃないか」という声が上がりそうですが、歯の半分近くが歯ぐきよりも下に埋まっているのが見えるでしょうか？

そうなると、処置をする＝出血する、となります。そうなると、かぶせる時に隙間ができるということです。歯を悪くするのは細菌なので、細菌の住処をつくることになります。ですので、周りの歯ぐきを切って下げるか、歯を引っ張り出す、という前提で処置をすることになります。（それには、歯の根っこの長さや歯ぐきの厚みで残せる残せないが関わりますが、割愛します）きちんと残すとなると、そこまでしなければなりません。

そして、手段としては色々と書きましたが、その中には保険では不可能な処置も含まれています。

神経の部分をキレイにしました。青いところは、まだ感染が残っているところです。青い部分は基本的に取り除かなければならない部分ですので、やはりこの歯を残すのは、かなり難しい状況です

悪い部分を取り除いて、横から見た状態です。

上から見ると問題なさそうだった部分も、薄くて割れそうなのがわかるでしょうか？ですので、歯として使える部分は、上から見た時よりもさらに少ないのです。位置関係的にも歯として残すメリットが少ないので、やはり第一選択としては抜歯を考えます。

我々が抜歯を提案する時には、こういうストーリーがあります。

それでも、患者さんが「残したい」と言えば、残すことを模索します。抜歯という前提で、残す処置をする場合は条件としてはかなり不利であり、無理なものを強引に残している、ということをご理解いただけたらと思います。

また、そのような状況であるので、結果的にその歯を抜くことになった時は、抜いた後の条件はかなり悪いものになる＝打てる手が少ない、もしくは、処置をしてもうまくいかない、となる可能性が高まることをご理解ください。

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