妙典(市川市)の歯科・歯医者・インプラント

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市川市妙典5丁目4-22

クリスタルコート1F

2022.06.05

子どもの治療は無理には進めません。

【東京メトロ東西線妙典駅 徒歩5分の歯医者】
市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。

子どもには自分の意思があります。2・3歳から自分の意思を主張し始めます。

当院では、基本的には子どもの意思を尊重します。親御さんが処置を進めたいとしても、本人の意思が伴わなければ処置はしません。

 

その昔、とても意見の強いお母さんがいました。お子さんは口の中に虫歯がありそうでしたが、処置はしたくなさそうでした。
「うちの子はできます」「大丈夫ですから処置してください。」そう強く言われ、ひとまずレントゲンを撮ることになりました。その子はレントゲンできょろきょろし、口の頑張ってあけているような状態でした。

そこで、本人に聞いてみました。「君はどうしたい?お母さんじゃなくて、君自身はどうしたいの?」すると、その子は泣きだしました。どうやら、怖いのを無理に我慢していたようです。母親がレントゲン室に入ってきて、その子に言いました。「できるよね、平気だよね?」その子はうなずきました。「大丈夫です、続けてください」と、母親は言いました。しかし、その子は声こそ出さないが、泣き続けているのです。これは、処置ができたとしても、心に傷ができると思い、中止させていただきました。

なお、その親御さんは納得できなかったようで、受付でクレームを入れておりました。

 

子どもの治療は、子どもの歯であるならば深刻度はそこまで高くありません。そもそも、子どもの歯の役割は①かむこと②永久歯が生えてくるまでその場所を維持すること③見た目、発音といった機能を保つこと。重要度が高めなのは①と②です。(生え変わりで前歯が抜けた子供の声をうまく聞き取れないという話、聞いたことありますか?私はありません。)子どもの歯の虫歯を治すことが重要なのではなく、子どもの歯が虫歯になるような環境がそのままなのが問題なのです。ですので、まずやるべきはお手入れ・食事、飲み物や間食の話になります。

仮に先に虫歯の治療をするとして、一番気を付けなければならないのは「歯医者はこわい・いやだ」という潜在意識を植え付けてしまう事。子どもの頃にその意識が植え付けられると、大人になってから歯医者へ行かなくなるからです。成人して、明らかに口の中が悪くなっているのに、歯医者に行かない。これはリスクしかありません。

ですので、大人の歯が深刻なレベルのダメージを受けていなければ、まずは処置ができるのか、トレーニングで処置できるレベルになるのか、その確認がスタートになります。もし、すぐにできないということなら、一度虫歯の進行を止める処置だけしておいて、時がたって本人ができるようになるまで待つ、ということも考えます。(そのために半年近く期間を置くこともあります。)

 

繰り返しになりますが、子どもには本人の意思があります。恐怖心から「やりたくない」といっても、話せば納得して挑戦する気になる子もたくさんいます。しかし、処置をするからには本人の意思でなくてはなりません。

虫歯を治したい。通院に何回もかけてられない。そう思う親御さんの気持ちも理解できます。しかし、代償としてお子さんの将来のお口の悪化につながるとしたら、それでも処置をしたいと望みますか?

過去に私が診た方で、当時60代の男性でしたが子どもの時の治療の記憶のため、歯医者にあまり通いたくない、ということで入れ歯の方がおりました。麻酔の時にはいつも額に汗をかいておりました。ご自身のお子さんに、この方のようになってほしいと思いますか?

 

幼稚園・保育園や学校の検診の紙の虫歯欄に〇をつけられ、落ち着かない気持ちはお察しします。それはそれとして、お子さんの今のためが将来のためにならない可能性がある。一度間違えると取り返しのつかないことに繋がってしまう。それもまた意識していただきたい。そう願っております。

 

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