2021.12.10
前歯のつめもの3
市川、妙典の歯科医院、めぐりデンタルクリニックの梶原です。
今日もまた、前歯の治療について書こうと思います。
処置前です、歯の昔の詰め物の周りの変色がわかるかと思います。実物を見ると、結構色の変化がすごいのですが、写真だとあまりわからない不思議(´・ω・`)
削ると、幸い神経方向には大きく広がっていませんでした。むしろ、歯肉の方向に広がっています。
虫歯のないようにみえる歯の反対側に、こっそり隠れていました|ω・)コンニチワ
とり切った状態です。歯肉のラインより、少し下まで虫歯がありました。こういう場合、詰めるときに道具とテクニックが必要になります。歯医者を選ばないと、ここから再び虫歯が広がるハメになります。上の写真をご覧になるとわかりますが、一度治療したところの再治療は、神経方向にどんどん削ることになります。たかが虫歯ですが、ある時点からは神経の治療に移行することになります。
あの点状にみえる虫歯も、しっかり取りきると意外と広がっていました。
つめるとこんな感じ。隣の歯の同じような処置もしたので、これは45分だったかな?それに併せて歯肉の処置もして45分だったかな?大体そのくらいです。見た目はきれいにできますが、ある程度の大きさになったものは、神経を守るために被せ物の治療提案を当院では行っております。
何が何でも保険の詰め物でやるんだ!という先生も世の中おりますが、再発したときに困るのは患者さんです。確実にその後の虫歯が起こらない、というならいいですが、所詮は人工物なので菌がつきやすいもの。材料の限界があると私は思っています。